アジャストというのは、ヨガポーズの調整や修正を行うことで、ヨガのレッスン中にインストラクターが受講者に対して行います。
声だけのこともありますが、体にさわって直してあげることもあります。
そのため「変なアジャストを行ってケガをさせてしまった」「人の体にさわりたくない」などの理由からアジャストを避けているインストラクターも多いです。
私もその一人ですが、ただ、アジャストを実際にやるかやらないか、アジャストが好きか嫌いかは別にして、ヨガのインストラクターとしてアジャストの正しい方法は知っておくべきでしょう。
そこで、ここではアジャストメントが学べるおすすめの本・DVD・YouTube動画をご紹介します。
自己紹介
ヨガを英語教育に取り入れた教授法を確立したいと思い、ヨガのインストラクターの資格(全米ヨガアライアンスRYT500)を取得し、ヨガのインストラクターになりました。(本業は大学の教員です)

ヨガのアジャストメントのおすすめの本
RYT200などのヨガ講師養成スクールに通いだすとアジャストが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
その理由の一つとして、いいテキストがないということだと思います。
私が通っていたRYT200のアジャストの授業は、「テキストがない」「先生の写真を撮るのは禁止」で、その場で各自汚い絵を書いて、メモするしかありませんでした。
アジャストのところは、「絵もぐちゃぐちゃ」「字もぐちゃぐちゃ」でまったくわからなくなってしまいました。
そのため結局そのときのノートがまったく役に立たないものになってしまいましたので、いろいろアジャストの本を探しました。
ここではそんな経験をもとにおすすめのアジャストメント本をご紹介します。
ヨガ講師のための、触れて伝える ヨガアジャストメント
比較的最近(2019年)に出版された本で、アジャストの本といえば、こちらが一番のおすすめです。
とにかく写真たくさんで、説明もとても親切です。
以下が具体的な内容です。
Part1 ヨガ・アジャストメントの基礎
- Chapter1 ヨガ・アジャストメントの哲学と感性
- Chapter2 ハンズオンによる指導の7つの原則
- Chapter3 ヨガ・アジャストメントの基本とテクニック
Part2 ヨガ・アジャストメントの適用
- Chapter4 立位のアーサナ
- Chapter5 腹部のコアの統合
- Chapter6 アームサポートとバランス
- Chapter7 後屈
- Chapter8 座位と背骨のねじりのポーズ
- Chapter9 座位、背骨の前屈、股関節を開くポーズ
- Chapter10 逆転
アジャストは賛否両論あり、実際に行わない方もいらっしゃるとは思いますが、RYT200では必ず習うと思いますので、インストラクターとして最低限のアジャストの仕方は学んでおく必要があるでしょう。
ヨガのインストラクターの方、ヨガのインストラクターを目指す方にとってこの本は必携だと思います。
また、英語からの翻訳なので、以下の英語の原書も同時に購入すれば、英語力もアップできます。
やさしく学ぶYOGAアジャストメント -基本アーサナ21選
上記でお話したように、私が通っていたRYT200のアジャストの授業は、「テキストがない」「先生の写真を撮るのは禁止」で、その場で各自汚い絵を書いて、メモしていました。
私は絵はすごく苦手で、しかもパソコン派の人間ですので、毎日の生活の中で字を書くというはほとんどありません。
それなのにすべてノートに書きとらなければならずこれが非常に苦痛でした。
案の定、ノートはぐちゃぐちゃ。。
ノートが理解不能のものになったので、いい本はないかといろいろ探しまわり、やっと見つけたアジャストの本がこちらです。
その当時こんなにいい本があるんだと興奮したものです。
アンダーザライトから出版されているもので、日本唯一のアシュタンガヨガ上級指導者であるクランティ先生が書かれた書籍というよりも、アンダーザライトのテキストでした。
こちらはなんと英語も書かれています。
アンダーザライトのRYT200のテキストとして使われているものですので、そこにいろいろ書き込めるスペースが十分あります。
そのとき思ったことは、「こっち(アンダーザライト)のスクールにすればよかった」ということです。
実際に クランティ先生のレッスンを受けた方から聞いたのですが、ものすごく内容の濃いもので素晴らしいレッスンだったということです。
その方は、大手ヨガスタジオでオーディションの担当やインストラクター養成もなさっている方で、そのような方でも満足できる本格的なレッスンです。
ちなみにクランティ先生のレッスンは英語で行われ、通訳が入られるということです。
直接英語でコミュニケーションしている受講者の方もいたということで、英語力をアップしたい方にもおすすめです。
アンダーザライトについてはアンダーザライトのインストラクター養成RYT200がオンライン受講可に! または、以下の公式サイトを参考にしてください。
ちなみに、これはキンドル版もありますが、あえて紙版をおすすめします。
この本のように横に長い本、解剖学などの本全般に言えることですが、キンドルで見るととても見にくいです。
解剖学の本についてはヨガの解剖学が苦手な方にもおすすめの本・DVD12選!を参考にしてください。
余談ですが、何十年も前ならノートを取るというのでいいのですが、今の時代は字を書くこと自体ほとんどなくなりましたので、養成スクールを経営している方は、この点を少し考えられたほうがいいかと思います。
ヨガのアジャストメントのおすすめのDVD
ヨガのアジャストメントのおすすめのDVDをご紹介します。
YOGAアジャストメント
こちらは上記の「やさしく学ぶYOGAアジャストメント -基本アーサナ21選」を書かれたアンダーザライトのKranti(クランティ)先生が出演されているDVDです。
映像で見られるので、とてもわかりやすいです。
Hands-on Adjustments: Techniques for Adjusting Yoga Postures
こちらは英語です。
英語ができる方なら、英語学習も兼ねてこちらをおすすめします。
ヨガのアジャストメントのおすすめのYouTube動画
今は動画でもいろいろ見れるので、便利ですね。
私がRYT200に通っていたころはなかった?と思います。
この2本のYouTube動画が参考になります。
中村尚人先生の動画
アンダーザライトの中村先生のダウンドックの動画です。
音声もクリアで、とってもわかりやすいです。
中島正明先生の動画
中島 正明先生の動画です。
ちょっと説明が難しいですが、勉強になります。
Yoga With Briohny
英語でアジャストを学びたい方はこちらがおすすめです。
英語もとてもクリアで英語のリスニングの勉強にもなります。
ただ、表示される日本語訳はかなり変なので、日本語訳は参考にしないようにしましょう。
おわりに
ここではヨガのアジャストに関する本・DVD・YouTube動画をご紹介しました。
ヨガのアジャストをもっと深く学びたいということでワークショップや講座に参加する方もいらっしゃると思いますが、結構高額ですので、そこまで余裕がないという方は、今回ご紹介しました本・DVD・YouTube動画を最大限有効に活用してアジャストを学習してください。
また、もっと本格的にアジャストを学びたい方にはRYT500を取得されることをおすすめします。
特に、オンラインでRYT500を取得できるOREOをおすすめします。
なぜミスアライメントになっているのか?その原因と修正法を徹底して学べます。
詳しくはRYT500をオンラインで受講可能なおすすめスクール、または以下の公式サイトをご覧ください。
その他のヨガの理論・知識に関する記事です。
ヨガ哲学
オンラインでRYT200を取得できるスクールについてもっと詳しく知りたい方
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