この記事では、英語でヨガが学べるおすすめ本をご紹介します。
大きくわけると英語からの翻訳本と日本人が書いた書籍があります。
翻訳版がある書籍は、最初に日本語を読んで背景知識をつけて、それから英語の原書を読むというやり方で読むととてもいい英語の読解教材になります。
日本人が書いた本は、英語が簡単で英語でインストラクションを出したり、動画や音声が付いているものがあるので、リスニング・スピーキングの練習に最適です。
私は来年度大学で「英語とヨガ」という授業を教える予定ですが、そこではこのような方法で指導する予定です。
日本語の翻訳本を読んで背景知識をつけて原書を読む
そのほか、翻訳本を原本と日本語翻訳の本を両方購入して学習する方法があります。
先にざっと日本語で読んでから、背景知識をつけてから英語の原書を読むと読みやすく、語彙力なども向上します。
英語教授法としてもその効果は実証されています。
背景知識を活用することにより、英語に対する苦手意識が少なくなり、英語がこれまでよりも読みやすくなります。
つまり、背景知識があれば、分からない単語が文章の中に少しぐらいあっても、そこで読むことを中断せずに、飛ばして読み続けることができますので、分からない単語の意味を文脈から推測することも可能です。英語のみならず、取り上げるテーマに関する知識も増やすことができます、。
英語教育研究でも背景知識の効果(藤上,2013)は実証されていますので、英語と日本語の両方の翻訳がある書籍は最初に日本語を読んでから、英語を読むようにしましょう。
日本語版と英語版があるヨガのポーズの本
陰ヨガの新しい教科書 Insight Yoga
陰ヨガの本です。
陰ヨーガ、陽ヨーガ、経絡医学とヨーガ、呼吸法、仏教瞑想法、心の持ち方をマインドフルネスな視点から一冊にまとめた実践解説書です。
英語版はInsight Yoga: An Innovative Synthesis of Traditional Yoga, Meditation, and Eastern Approaches to Healing and Well-Being
陰ヨガを英語で学びたい方は必須の書籍です。
タラ・スタイルズのYOGA CURES
こちらはヨガにより様々な症状を改善させることを目的に執筆した書籍で、アレルギーや高血圧、片頭痛といっ た訴えの多い病気から、職場でのイライラ、なかなかソファから起き上がれない、肥満や不安感など普段気になっていることなどを解決するためのヨガのシークエンスが記載されています。
ヨーガバイブル
私が初めて買ったヨガの書籍なのですが、コンパクトでいいのですが、ちょっと字が小さいです。
1文が長いので、ここに書いてある英語をそのままインストラクションとしては使えませんが、ポーズのことはよくわかります。
リストラティブヨガ
リストラティブヨガの翻訳本と原書です。
日本語版と英語版があるヨガのアジャストの本
アジャスト関係の本は以下の3冊があります。
やさしく学ぶYOGAアジャストメント -基本アーサナ21選 [改訂版]
ヨガのインストラクターの方は、アジャストが難しいと感じている方が多いかと思います。
私もその一人で、RYT200ではとても苦労しました。
系統だった本もなく、先生の写真禁止とかだったので、汚い字で自分で書いていましたが、最後には、何がなんだかわからなくなりました。
そんな中やっと見つけた日本語と英語のバイリンガルのアジャスト専門の本です。
ヨガ講師のための、触れて伝える ヨガアジャストメント
こちらは日本語版と英語版に分かれています。
ヨガの解剖学の翻訳本
解剖学は難しいので、日本語と英語両方でしっかり学習することをおすすめします。
こちらはヨガに特化した解剖学の本です。
サイエンス・オブ・ヨガ
ヨガのポーズの動きと効果をハイクオリティなCGとともに科学的に解説してます。
図解YOGAアナトミー:アーサナ編 – 医師が解説するヨガの機能解剖学
基本的な55のアーサナを解剖学的な観点から説明しています。
図解YOGAアナトミー:筋骨格編 – 医師が解説するヨガの機能解剖学
ヨガのポーズにおいて筋肉の1つ1つがそれぞれどのような役割を担っているのかを説明しています。
日本語版と英語版があるヨガ哲学系の本
ヨガ哲学系は何冊かありますが、ここではヨーガ・スートラを中心にご紹介します。
パタンジャリのヨーガ・スートラ
ヨガの哲学ヨーガ・スートラ は日本語の翻訳版や解説書などいろいろありますので、それらをざっと読んでから原書を読まれたらいいかと思います。
英語版はこちら
日本人が書いたヨガを英語で学ぶための書籍
最後に、日本人が書いたヨガを英語で学ぶための書籍をご紹介します。
ヨガを英語で学ぶための日本人が書いた書籍としては以下の2冊が有名です。
両方とも簡単な英語で書かれていて、英語のインストラクションを学びたいのなら、どちらかでしょう。
ヨガ英会話
英語が苦手なヨガの先生や、海外でヨガを受けたい人へ、ヨガに特化したイラスト英会話本です。
筋肉や骨、関節、内臓などのボディパーツや、ヨガの受付から更衣室、スタジオまでの場面別会話、ポーズのインストラクションなど、簡単な単語を使って説明されています。
84ページと薄いですが、読みやすくかわいいイラスト本です。
英語でYOGA!
こちらはカルドの専属インストラクターがモデルとなり、全米アライアンスRYT500の資格を持つ英語教育の研究者が書いた書籍です。
代表的なポーズのインストラクションと3つのシークエンスが動画になっています。
「英語でYOGA!」は付属の音声と無料の6本の付属動画があり、リスニング・スピーキングできるように作られていますので、本格的にヨガで使われる英語の学習ができます。
無料付属動画はこちら
ヨガを行いながらシャドーイング練習を何度も繰り返すことによって、自然と英語のインストラクションが口からでるようになります。
まとめ
ヨガを英語で学習するための書籍・本情報を集めました。
これらを有効に活用すれば、日本にいても英語でヨガを学べ、ヨガと英語の両方を向上させることができます。
正しい学習方法で、ヨガを通して英語力を、英語を通してヨガ力を高めてください。
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