- ちょっと変わった楽しい子ども英語教室を開きたいな
- 子ども英語教室やキッズヨガ教室を開きたいんだけどどんな資格をとったらいいのかな
- ヨガも好きだし、子どもも好きだし、英語も好きだし、これらを仕事に生かせないかな
私の研究の専門は児童英語教育で、10年以上数校の大学で児童英語教師養成講座で教えてきました。
また、全米アライアンスRYT500というヨガのインストラクターの資格を持っています。
そのようなことから、海外(ハワイ)で研究のために、キッズヨガのクラスを見学したことがあります。
そこでは、読み聞かせあり、歌あり、手遊びありで、まるで日本の「子ども英語」のレッスンのようでした。
それをみて、子ども英語にヨガを、キッズヨガに英語を取り入れることは十分可能だと思いました。
子ども英語とキッズヨガはとても相性がいいのです。
ちょっとした工夫で2つを合わせて教えることができます。
そこでここでは、どのようにしたら子どもに英語でヨガを教えることができるインストラクターになれるか、必要な資格・それらの資格が取得できるスクール・勉強法など具体的な方法について解説します。
子ども英語にヨガを取り入れたい先生・キッズヨガに英語を取り入れたい先生・英語もヨガも好きなので、両方を生かした仕事をしたい方、ぜひ参考にしてください。
自己紹介
ヨガを英語教育に取り入れてTPRの教授法を確立したいと思い、ヨガのインストラクターの資格(全米ヨガアライアンスRYT500)を取得し、ヨガのインストラクターになりました。また、本業は大学の教員で複数の大学で「児童英語講師養成講座」を担当し、J-SHINE (小学校英語指導者認定協議会) の講座も担当。児童英語教育関係の論文・書籍を多数出版。
【ヨガ+英語+子ども好き】の足し算で考える

ヨガなど1つのことを極めることも大切なことですが、発想を変えて2つ・3つのものを掛け合わせて足し算してみると、足りないものを補ってくれ、大きな力になります。
ヨガ+英語、ヨガ+ベジタリアン料理、ヨガ+ビーガンお菓子作り、ヨガ+カフェ、ヨガ+整体、ヨガ+ネールサロン、ヨガ+エステなどいろいろな掛け合わせが考えられます。
このように、英語が得意な方でしたらヨガ+英語をぜひ挑戦してください。
ただ、大人に教える場合は、やはりそれなりの高い英語力が必要となります。
ヨガを英語で行っている日本人講師の動画などを拝見しますと、完璧なバイリンガルの方は別として、どうしても「日本語なまりの英語」が気になってしまいます。
大人の方だと同じように 「日本語なまりの英語」 が気になる方が多いのではないかと思います。
一方、子どもはそんなことはあまり気にしません。
これをお読みになっている方の中には、
子どもは好きだけど、英語とヨガを本当に教えられるかちょっと不安
という方がいると思います。
子どもに何か教えた経験がある方はわかると思いますが、「子どもの扱いが上手かどうか」が子ども教室の大きな成功要因になります。
たとえば、保育士の資格を持っている方は、
- 子どもの扱い力100点
- 英語力50点
- ヨガ力70点
ということになり、英語が少し不得意でも素晴らしい英語でキッズヨガを教えられる先生になるでしょう。
実際に、小学校での英語の授業がはじまり、多くの小学校の先生が英語を教え始めました。
小学校の先生の多くは、英語力が高い方は少ないですが、それでも他教科を教えた経験、小学生のことをよくわかっているので、TOEIC900や英検1級の方よりも上手に子どもに教えます。
また、私は複数の大学の児童英語養成講座で教えてきましたが、子どもに英語を教える上手な学生というのは大学の偏差値や英語力とは全く関係なく、子ども好きかどうか、つまり「子ども学部」や「保育士養成関係学部」のような子ども好きが集まっている大学の学生のほうが数倍上手です。
このように子どもに英語を教える力は英語力以上に、子どもをどれだけ理解し、扱いが上手かが重要なのです。
また、かなり年配の方でしたら、
子どもは二人いたので、それなりに子どもの扱いには慣れているし、英語は得意だけど、ヨガの資格とったのはいいけど、いまだにヨガの難しいポーズができないな。
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
保育士の資格を持っていなくても、子どもを育てた経験のある方は、子どもの扱いにはある程度慣れていると思います。
また、難しいポーズは子どものヨガクラスではほとんど教えませんので、ヨガのインストラクターの資格を取得したばかりでも英語が得意なら以下のような得点になります。
- 子育て力をもとにした子ども扱い力70点
- 英語力90点
- ヨガ力50点
これでしたら十分キッズヨガを英語で教えられるインストラクターになれますね。
子どもに英語でヨガを教えるために資格が必要?
では、本題の 英語でヨガを教えるために必要な資格についてお話しします。
ヨガや英語(中高の教員以外)には、公的な資格というのはありません。
だから、実は誰でも教えられるので、ある意味 「子どもに英語でヨガを教えるために資格が必要?」の答えは「必要ない」です。
でも、資格を取ることにより、このようなメリットがあると思います。
- 資格があることをアピールして他の方と差別化することができる。
- 仕事を得る際に、履歴書に書くことができる。
- 生徒さんを集めるときに、「こういった資格があります」とアピールして、親御さんを安心させることができる。
- 資格を取得する過程で、体系的に多くのことを学べる。
- ヨガスタジオや英会話教室に毎月通って月謝を払っているのなら、そのお金でヨガのインストラクターや児童英語教師の資格取得に投資した方があとで投資した分取り返せるので、コスパは断然いい。
このように、資格を取得することは、メリットだらけです。
特に、ヨガや英会話に毎月通っている方は、そのお月謝を資格取得のための講座に投資してみたらいいかと思います。
私は全米ヨガアライアンスRYTのRYT200の資格を取得するのに3年間かかり、30万円以上かかりました。
ヨガスタジオに3年間通ったらそれぐらいかかるので、漠然とヨガスタジオに通う代わりに、RYT200 の資格を取得してしまおうと思い、RYT200のスクールに通いました。
なお、全米ヨガアライアンスRYTとは、全世界共通で世界的に知られているヨガの資格です。
全米ヨガアライアンスRYTについての詳細はヨガインストラクターになるには【RYT200は必要か?】をご覧ください。
今このようにヨガ関係の仕事をしておりますので、そこで投資したお金はすでに取り返したと思います。
もし、そのままヨガスタジオに通っているだけでしたら、いつまでもヨガを教えることはできませんでした。
子どもに英語でヨガを教えるための資格
では、つぎに子どもに英語でヨガを教えるために、どのような資格を取得すべきか、どこで取得すべきなどを解説します。
子どもに英語でヨガを教えるのに必要な資格は以下のような資格が考えられます。
- キッズヨガのインストラクターの資格
- ヨガ(RYT200)のインストラクターの資格
- 児童英語の資格
- 英検・TOEICなどの英語の資格
キッズヨガのインストラクターの資格
英語であれ、日本語であれ、子どもにヨガを教えるのでしたら、やはりキッズヨガの資格を取るのが一番です。
キッズヨガは特に、有名な資格というのはありませんので、キッズヨガのインストラクター養成講座を行っているスクールに入って取得します。
おすすめのキッズヨガの資格が取れるスクールをキッズヨガの資格を取得できるおすすめスクール【東京・大阪近辺】で紹介していますが、ここではその中で最もおすすめのスクール 「一般社団法人日本ハッピーライフ協会(JAHA)」をご紹介します。
一般社団法人日本ハッピーライフ協会(JAHA)
キッズヨガの資格を取得するのでしたら、一般社団法人日本ハッピーライフ協会(JAHA)の「リトル&キッズヨガインストラクター資格講座」をおすすめします。
基本的なポーズはもちろん、ペアヨガ・グループヨガ・呼吸法などをどのように子どもたちに教えるかなどが学べます。
また、オプションで外国人のキッズヨガ講師による英語バージョンでの体験レッスン動画というのがあり、英語でヨガを子どもに教えたい方におすすめです。
ABC songに合わせてヨガを行っている動画です。
教材も受講システムも料金もとても良心的です。
通学・通信・オンラインの3つのパターンがあり、ご自分のライフスタイルに合わせて選べます。
- 通学講座
最大4名少人数で開催。 - オンラインでヨガ
在宅でリアルタイムで受講。通学講座の内容をオンライン用に改良。
通学・オンラインとも受講料は両方とも 89,000円(税込み)です。
「リトル&キッズヨガインストラクター資格講座」 の通学・オンラインの詳細はベビーヨガ・キッズヨガの資格が取得できる日本ハッピーライフ協会、または以下の公式サイトをご覧ください。
【JAHA認定】ベビーヨガ&ママヨガインストラクター通学・オンライン講座
- 通信講座
動画470分。ご質問はeメールやお電話で受けつけ。
通信の受講料は認定校登録付き70,000円(税込み)です。
「リトル&キッズヨガインストラクター資格講座」 の通信講座の詳細はベビーヨガ・キッズヨガの資格が取得できる日本ハッピーライフ協会、または以下の公式サイトをご覧ください。
ヨガ(RYT200)のインストラクターの資格
大人にも教えたいという方は全米ヨガアライアンスのRYT200を取得されることをおすすめします。
全米ヨガアライアンスはアメリカの非営利団体であり、1999年に2つのヨガ団体が合併して作られた、世界でもっとも知名度の高いヨガ協会です。
全米ヨガアライアンスに認定されたヨガスクールでのみ、ヨガの資格のRYTが取得できます。
RYTには200と500というのがあります。この200や500というのは時間のことです。
つまりRYT200というのは、「200時間指導者としての訓練を受けたよ」という証拠になります。
全米ヨガアライアンスRYTについての詳細はヨガインストラクターになるには【RYT200は必要か?】をご覧ください。
以下ではRYT200を取得できるおすすめのスクールを2校ご紹介します。
ゼロカラYOGA
おすすめのスクールは 「ゼロカラYOGA」 です。
「ゼロカラYOGA」はヨガ講師だけで運営しているオンライン資格取得講座サイトです。
RYT200を取得するのはだいたい安くても30万円以上、通常は50万以上しますが、こちらのヨガスタジオは、10万円代でRYT200が取得できます。
通常は170,000円(税別)ですが、キャンペーン中ですと120,000円(税別)で取得可能です。
なぜ、こんなに安いのかというとヨガ講師だけで運営しているため、広告費などいろいろな経費を抑えているためです。
主任講師は、インドのヨガの学術研究所である「カイヴァリヤダーマ研究所付属カレッジ」で、伝統的ヨガを、身体的・心理的・社会的・精神的の各側面から学び、奈良でヨガスタジオを運営しながら、大阪・奈良の大手ヨガスタジオで長期に渡り養成コースの講師を担当している方です。
「ゼロカラYOGA」の詳細は、最安値水準【10万円代】でRYT200を取得!、または以下の公式サイトを参考にしてください。
ゼロカラYOGA 公式サイト
業界最安値水準のヨガ資格オンライン講座!【ゼロカラYOGA】
ヨガワークス
ヨガワークスもRYT200が取得できるスクールです。
ここは上記のゼロカラYOGAほど安いわけではないのですが、講師に外国人講師が多く、英語でレッスンが行われることがあります。
その場合通訳が付くのですが、英語をしっかり聞き取って講義を受ければ、十分英語の勉強になります。
RYT200を学びながら英語も同時に高めたい方にぴったりなヨガスタジオです。
ヨガワークスの詳細はヨガワークス(YogaWorks)、または、以下の公式サイトを参照してください。
ヨガワークスの公式サイトはこちら
児童英語の資格
児童英語の資格には以下の2つが有名です。
- 小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)
- 日本能力開発推進協会(JADP)
これらの資格取得後は、ご自宅・公民館・カルチャースクールなどで「子ども英語教室」を開くことができます。
児童英語の資格に関する詳細は以下のリンクを参考にしてください。
英検・TOEICなどの資格
いわゆる英検・TOEICなどの資格を取得して、ご自分の英語力を証明します。
子どもに英語を実際に教えられる英語力は、英検2級や英検準2級、あるいはTOEIC500もあれば十分で、 「【ヨガ+英語+子ども好き】の足し算で考える」で解説しましたように、それよりも子どもを扱う力のほうが重要になります。
だからといって、ご自分のプロフィールに英検2級や英検準2級、あるいはTOEIC500,600というのは書かないようにしてください。
プロフィールに書いていいのは、英検準1級以上・TOEIC800以上です。
それ以下でしたら、書かない方が無難です。
書いたがゆえに、英語ができる方からこんな英語力しかないのかと思われてしまいますので。
それ以下の方は上記でご紹介したJ-SHINEの資格をとって、児童英語の力があることを示しましょう。
英検・TOEICの得点をあげたいとお考えでしたら、外国人講師の教えるオンライン英会話ではなく、英検やTOEIC高得点の日本人講師に家庭教師のようにマンツーマンで習うのが一番です。
ただ、今流行りのコーチングというとものすごく高く3か月で50万円もするところがありますので、要注意です。
そんなところに通わなくても、しっかりした指導を受けられるオンライン英会話スクールがあります。
英語の参考書で有名な桐原書店が行っている英検とTOEICに特化したKIRIHARA Online Academyです。
KIRIHARA Online Academy はTOEIC講師として有名な早川幸治先生が監修を行っており、TOEIC高得点・英検1級などの保持者からマンツーマンで指導を受けられます。
両コースとも2か月で33,000円(税込) 8コマ(50分)です。
他の英会話コーチングスクールと比較すると非常に良心的なスクールです。
詳細は以下の公式サイトをご覧ください。
KIRIHARA Online Academy|TOEIC・英検に特化したオンライン英会話
ヨガの英語を学ぶ方法
ここではヨガを英語で学ぶ方法についてお話します。
英語でヨガを学べるスクールを利用
まずは英語でヨガを学べるスクールを利用しましょう。
アンダーザライト「ヨガ放題」
ヨガのインストラクター養成スクールとしては老舗中の老舗であるアンダーザライトもオンラインヨガ「ヨガ放題」を始めました。
「ヨガ放題」でも国内外の有名講師50人以上が指導します。
つまり、 「ヨガ放題」 では海外の有名講師から英語でヨガを学ぶことができます。
たとえば、Miles Maeda先生のModern Yoga Movementは英語で行われます。
Miles Maeda先生は古典的なインド式ヨガ(ハタ・ヨガ、クンダリーニ・ヨガ)から、アジアの武道(タオ・ヨガ)、中央アジアの古代の学派(チベットのボン・ヨガ、タントラ、スーフィズム“イスラム神秘主義”)と、その研究は多岐に及んでいます。ヨガ・アライアンスによるE-RYT/RYT500の認定を受けたヨガ指導者です。
上記の動画がMiles Maeda先生の太陽礼拝の動画です。
わかりやすい英語ですね。
月7,000円で毎日何回でも受け放題です。
アンダーザライトの「ヨガ放題」 ですと、日本語になりますが、有名な先生のレッスンも受け放題です。
「いきなり7,000円はちょっと」という方は、「ウィークリーヨガチケット」でしたら2,000円で1週間のお試しができます。
「ウィークリーヨガチケット」 には「スタジオクラス1回無料券」もつきますので、かなりお得です。
1週間何回でも受け放題ですので、ぜひ、試してみてください。
アンダーザライトの「ヨガ放題」の公式サイト
オンライン英会話をフル活用
英会話力を高めたいという方は、オンライン英会話を活用しましょう。
NativeCamp
NativeCamp では世界中の講師から英語が学べます。
講師検索のフリーワードにyogaと入れると192名の講師がヨガを趣味にしていたり、教えていることがわかります。

国籍もいろいろですので、まさしく世界中のヨギーと話しができます。
料金は月額 6,480 円 (税込)
1レッスン : ~25分までのレッスンがなんと回数無制限で受けられます。
また、NativeCamp の利点はなんといっても無料で7日間外国人講師のレッスンを受け放題ということでしょう。
ぜひ、無料体験試してみてください。
7日間の無料体験はこちら
NativeCampの詳細はヨガの英会話をマンツーマンで学べるオンライン英会話スクール!をご覧ください。
EnYOGAのリソースをフル活用
ヨガを英語で学べる教材をたくさん作成しています。
すべて無料で利用できますので、ぜひご活用ください。
キッズヨガの英語教材
以下はキッズヨガが英語で学べる教材です。
- ヨガのポーズでアルファベットを覚えよう!アルファベット体操・ヨガ
- キッズヨガでの英語の教え方の基本はTPR!TPRの英語ゲームを紹介
- キッズヨガのおすすめ教材【ヨガカード・本・絵本・音楽・動画】
- ヨガカードを使ったゲーム・クイズを紹介
英語でヨガのポーズを学ぶ
以下は英語でヨガのポーズが学べる教材です。
ベレ出版から出版しました「英語でYOGA!」の付属動画
立ちポーズで英語を学ぶ
座位のポーズで英語を学ぶ
四つん這い・膝立ちのヨガのポーズで英語を学ぶ
英語ブートキャンプの再生リスト(30本以上の動画があります)
ヨガの英単語
児童英語を学ぶ方法
児童英語を学ぶには先ほどご紹介した 小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE) を取得するのが一番ですが、独学で学ぶのは難しいので通信教育で学ぶのが最も安い方法です。
ただ、やはりちょっとそのようなお金を出すのはもったいないなという方は、書籍・無料教材をご利用ください。
児童英語を学べる本
子どもに英語を教える先生におすすめの本として以下の2冊をご紹介します。
児童英語の世界で有名なJoan Kang Shin先生の本です。
子どもに英語を教える先生におすすめの本「小学校での英語」に付属の動画と補助教材が掲載してあります。
本書は Kindle Unlimited で無料で読めます。一読ください。
児童英語を学べる教材
以下のリンクで無料でクラスルームイングリッシュや児童英語の理論が学べます。
クラスルームイングリッシュ
TPRやCLILについて
クイズ・ゲーム
まとめ
ここでは、どのようにしたら子どもに英語でヨガを教えることができるインストラクターになれるか、具体的な必要な資格・スクール・勉強法などを解説しました。
ヨガと英語の資格を取得して、子どもに英語でヨガを教えるスクールをご自宅で、近所の公民館で、カルチャーセンターで開きましょう。
珍しいスクールなので、集客次第でたくさんの子どもが集まってくると思います。
ぜひ、新しいことに挑戦してください。
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